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恥ずかしかったこと

私の住むアパートの前には、小さな個人商店が軒を連ねている。
食堂、文房具屋、パン屋、化粧品店、肉屋、洋服屋、薬屋、美容院、鍵屋…..などなど
店内はどこも小さく、こじんまりとまとまっている。
町の商店街という風情だ。

今日は、何ヶ月ぶりかにいつもの美容院へ髪を切りに行った。
伸びに伸び切った髪を肩くらいまで切ってもらい、さっぱりした。
その足で、その美容院の隣の隣の….化粧品屋にカラーリング剤を買いに行った。
美容院で20000Wで染めてもらえるが、ここはちょっと節約。
9000Wのいつものカラーリング剤を買おうと店に入り、「カラーリング剤くださ~い」と
言ったか言わないうちに、店員が駆け寄って来て「あー、ちょうど今日はカラーリングをお店でやってあげる日なのよん。お客さんもお店でやって行きなさいよん」と言う。
店でやってくれるということは、別料金をとられるかも….と値段を聞くと「カラーリング剤の値段だけしか、いただかないのよん」とのこと。
このサービスは1ヶ月に1回やっているらしいが、私は初めて。
「ほー、こういうサービスもあるのか」と、興味をそそられる。
実際、カラーリングを家でやるのはちょっと面倒だ。
物珍しさも手伝って、やってもらうことに。

店員のお姉さんは手早くカラーリングを開始。
10分くらいでやり終えてくれた。
カラーリングをやり終えた私の頭は、べったりと頭皮に髪の毛がくっつき、アトムかアンドレキムかという状態。
やっている最中も、ガラス張りの店内から歩道に向けて座らされ、かなり恥ずかしい状態だった。
しかーし、本当に恥ずかしいのは、この後である。
カラーリングが終わり、ビニール袋をかぶらされた私は、そのままそこで待って、洗髪→ドライまでやってくれると思っていた。いや信じていた。
が、お姉さんはビニールをかぶった私に「じゃ、20分あとに流してくださいね~」と言って、使ったカラーリング剤付属のシャンプーを私に渡した。
へっ???
私は頭が真っ白になった。
私「このまま家に帰って髪を洗えってこと?」
店員「そうですよん」

オー マイ ガット!!!

このアトムまたはアンドレキム状態で、家まで帰れというのか?
たしかに家はすぐ前のアパートだが、それでもこんなビニールのかぶりものをした状態で外に一歩でも出たくないぞー。

と思っても後の祭りだ。
たしかに、その化粧品屋には洗髪台なるものはない。

確認しなかった私が悪いんだ。
こんなサービスに飛びついた私が悪いのだ…..。

お金を払い、私は外に飛び出した。
これまでやったことのないようなダッシュで。
そして、エレベーターに飛び乗った。
幸いエレベーターは一階で待機中だった。

家へ到着までの数秒…..しかし私には…..長かった。
by haomui | 2007-01-18 15:18 | やったこと
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