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ユンノリ(윷놀이)

きのう夕方近くに、ちょっとがんばって歩いたところにある川に行った。
今菜の花が真っ盛りで、川沿い一面菜の花。
ちょっと深い黄色の花が、一日の疲れを癒してくれるようだった。
と同時に、「これ天ぷらにしてもおいしいよなあー」と、花を愛でる先にカラッと揚がった菜の花の幻想を見ていた。

そこは川沿いにちょっとした公園もあるのだが、そこで、なんとユンノリをしているご老人ご一行様を発見。
ものすごーく真剣な表情で、윷を投げていた。

ユンノリは伝統的な正月の子供の遊びと思っていたが、この時期あの表情からするにそうでもなさそうだ。

で、前々から一度やってみたいと思っていたので、私もやってみた。

なーに、ただ윷を投げて、それで出た目だけ進めばいいんでしょう。
と見下していた私がばかだった。

うっかり作戦を間違えると、自分の駒が食われたり、相手に追い越されたりと、小さな紙の上でドラマチックなかけひきが繰り広げられる。
自分の駒が食われたりするのは、たとえ遊びだろうと我慢できない。
これは真剣勝負なのだ。

あのご老人たちは、負けた人がサムギョップサルと焼酎をおごる約束をしていたに違いない。
それ故のまさになるべくしてなった表情だったのだ。

たかがゲームと思ってはいけない。
老人ご一行様に挑戦状をたたきつけるその日まで、修行を積むのみだ。
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by haomui | 2006-04-30 00:02 | やったこと

大きさの感覚

「韓国の人は大きいものが好きだ」という印象がある。
道を走る車で軽自動車はあまり見ないし、家に置かれている電気製品も大型だ。
この前友人と話していたら、テレビを買ったという、それも32インチ。部屋も広いのだろうと思いきや、8畳ほどの部屋に壁掛けタイプをかけているという。私の頭の中には、テレビを見るためにおもいっきり体をのけ反らせた状態の友人の姿が思い浮かんだ。
電気屋に行っても、一人暮らしの学生さんが使えるような小型のテレビや冷蔵庫はなかなか見ることができない。
キムチ冷蔵庫も発売当時は小型のもあったらしいが、あまり需要がなく大型が主流になっていると聞いた。
そういえば、夏を前にTVでは、エアコンのCMが増えてきたが、やはりスタンドタイプの大きいやつだ。

納得できるものもある。
市場に行っても、トマトや瓜がおもいっきり大盛りで売られているので、それを保存するのにはやっぱり大きい冷蔵庫が必要だ。
キムチも、一度にたくさん漬けるから保存するには大型のキムチ冷蔵庫のほうがいいだろう。

じゃテレビは?車は?

「小さいより大きいほうがいいじゃない」と言われてしまえばそれまでだが、この大きさの感覚に慣れるにはしばらくかかるぞ。
この韓国の人々の大きさの感覚は、どこから来てるのだろう。
日本人の私とは大きく違うところのように思えるのだが・・・

そのうち私も軽自動車や小型のテレビを見て、「ちぇっ、小さいんじゃなーい!」という感覚になるのだろうか。
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by haomui | 2006-04-27 13:26 | 思ったこと

「すえる」という言葉

「すえる」は漢字で「饐える」と書く。食べ物が腐って、酸っぱくなった状態のことだ。
でも、私はこの「腐って」というところを「発酵して」と捉えたい。
腐ったら食べられなくなるけど、発酵したものは充分に食べられる。いやむしろおいしい。
わたしは「すえた」もち米で作られる「シッケ(식혜)」という韓国の飲み物が大すきだ。
炊いた米をわざと「すえらせて」甘みをだし、それに水ともう少しの甘みをくわえて作るらしい。
そして米つぶといっしょに飲む。
甘酒よりももう少したんぱくで、あっさり、さらっとしている。
何年か前、サウナに行ったとき、冷たく冷えたそれを初めて飲んだのだが、サウナで乾いた体に、キューッと音を立てて吸収していったこの飲み物が、それ以来忘れられなくなった。

そして、最近それをまた飲む機会に恵まれた。
あの時サウナで飲んだ味がよみがえった。
おいしいー。

これはなんとしても、自分で作れるようになるしかない。と、かたく決意。

「すえる」・・・んー、いい言葉だ。
人間もちょっとすえたぐらいが、いい味出ていいもんね。

私もほどよい甘みのある、いい程度に「すえた」人間になりたいもんだ。
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by haomui | 2006-04-26 01:30 | 思ったこと

ドアのチラシ

アパートのドアには、いつもチラシが貼り付けてある。
ピザ、チキン、中華、保険、塾などなど。業種を問わずさまざまなチラシ。そのチラシも手書きの白黒とかじゃなく、きれいに印刷された写真つきの立派なのが多く。チラシ印刷の発展ぶりがうかがえる。
そのチラシたちは、テープでペッタリ版と磁石でピタッと版とシールでベッタリ版がある。
アパートに初めて来て、シールがベタベタ貼ってあるドアを見た時は、「子供の頃の勉強机」を思いだし、卒倒しそうになった。とにかく全てのシールをはがしたい衝動にかられ、金属たわしやら洗剤やらを駆使し、腕がちぎれるほど擦ったが、効果なく虚しい努力だった。
ドアの外側もうちの一部と考えると、今度は本当に腕がちぎれてしまうかもしれないので、その考えは早々に捨て、「外側は掲示板だ」と思うようにしたら楽になった。
でも、最近は磁石でピタッと版のほうが、テープやシールを押しのけてるようだ。やはり、どう考えてもこっちのほうがいいだろう。私にとってもよいことだ。

で、ある日、その外側の掲示板に、マートの特売チラシがテープで貼り付けてあった。

うちのアパートの近くには、3つのマートがある。マートとは、一坪の個人商店から大型スーパーまでを指すことばだ。と私は定義している。
うちのアパートに一番近いマートは、地下にあって、薄暗く、だいたいそれぞれの品物が一種類ずつ並べてある。そこから1,2分歩いていくと、半地下のマートがある。そこも少し薄暗く、入り口付近に、個人の八百屋や魚屋が並んでいて、その奥にいわゆる小型スーパーが入っている。その二つのマートとは反対の方向に5分ほどあるくと、もう一つのマートがある。そこは地上にあって、比較的明るく、そこも手前が個人の八百屋とかでその奥が小型スーパーになっている。

こういうスタイルが一般的なのかもしれない。
今回特売するのは、この地上のマート。
常々、マートがいっぱいあるにもかかわらず、特売などでの競争がなくて、あまり活気がないなあと寂しく思っていたので、こういう催しはうれしい。

特売期間は一週間で、一週間を通して安い商品と、その日限りの目玉商品があって、日本のスーパーにとっても似ている。
私も2日目に、のぞきに行って、その日の特売品の豆腐を買った。
2つで1000ウォン。安いぞー。でもこれにはおまけがついていて、2つ買うと、もれなくもう1つがついてきたのです。素敵!!

湯豆腐するにも、チゲするにも、3つは多いぞー。

大は小をかねる。多は少をかねる???

なにはともあれ、ドアの外に貼られるチラシは大事な情報源となりつつある。
でも、貼ってるとこを目撃したことがない。
どんな人が貼ってるんでしょう。
目撃したら「なるべく磁石でおねがいします」とひとこと言いたい。
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by haomui | 2006-04-24 12:37 | やったこと

先生と封筒

韓国はケーブルテレビのチャンネルが充実していて、その中に映画専門チャンネルが3つくらいある。
これはいい。
でも、一日中テレビにへばりついておきたい衝動をおさえるのが大変だ。
で、最近『여선생&여제자 (女教師&女生徒)』『선생 김봉두(先生 キムボンドゥ)』を見た。
どちらも、生徒と共に成長していく教師の姿が描かれていて楽しく見ることができた。
でも、
私はこの二本の映画で、ちょっと考えちゃったことがある。
それは、父母たちの先生に対する賄賂。
二つの映画の性質は違うのだけど、それぞれに違ったシチュエーションで、親が先生に封筒に入れたお金を渡すシーンがある。
日常的にこのようなことがあるとはいえないだろうし、そういう習慣があると考えるのも危険だ。といろいろ引き算してみても、あるから映画のネタになったりするのだろうなあと思うと、「教育って・・・」とか「教育者って・・・」とか、心に虚しい風が吹く。

これは、韓国に限ったことでは決してないし、今始まったことでもないし、教育界に限ったことでもないと思う。
でも、できれば教育だけは、その聖域を守ってほしいという願いがある。

う~ん、うまくまとまらないが、
先生と呼ばれる人は、いつまでもお金にまみれないでほしいなあ。
封筒には心と手紙を入れたいよなあ。
と、映画を見て切に思ったしだいなのである。
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by haomui | 2006-04-20 13:27 | 思ったこと

道路と運転

韓国は運転が荒い。
というのが、私の第一印象だった。
もう10年以上前になるが、初めて旅行で来て、バスに乗ったときのこと。座席がいっぱいで、つり革につかまっていたのだが、そのバスはスピードを落とさずカーブを曲がり、私は振り飛ばされてごろごろ転がってしまった。それ以来、恐ろしくてバスには乗っていない。

あのときは、理解できなかったが、「スピードを落とさない。」これは韓国の運転の基本中の基本ではないかと、最近わかるようになった。

なぜならスピードを落とした瞬間に、他の車が割り込んでくるから。または後続の車からクラクションを鳴らされるから。

だから、スピードは落とせないのだ。歩行者の通行など何かの障害で一瞬スピードを落としてもまたすぐ加速する。どんなに短い距離でも加速する。そして割り込む。

韓国の人々の運転技術はかなり高いのだろう。ものすごく狭い車間に、どんどん割り込んでいく。見ていてほんとにドキドキする。

こっちで助手席に乗るときは、必ずといっていいほど、窓の上についてる掴むやつ(名前がわかりません)を握りしめる。日本では掴んだことなかったのに。

こんな状態で運転できるようになるのだろうか。
国際免許にかえて、運転する気満々で来たけど、ものすごーく時間がかかりそうだ。
この恐怖心を克服しなければ、第一歩が踏み出せないよなあ。

交通ルールも、日本と逆なのはいいとしても、Uターンは難しそうだ。
3車線も4車線もある道路を直進していて、反対車線にいくときは、Uターン車線に入って、ぐいっと回らなければならない。そうしないと、永遠に直進だ。
私が運転したら、こうなるのは目に見えている。
後ろの車にクラクションを鳴らされたり、割り込まれるくらいは耐えられるが、ずーっとUターンできないのは耐えられない。

まだまだ道は長いぞ。
先に自転車の購入を考えよう。
うん、それがいい。
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by haomui | 2006-04-19 11:09 | 見て思ったこと

ハルモニのお言葉

アパートのエレベーターで、腰の曲がった白髪のハルモニといっしょになった。
韓国の方はよく知らなくても気さくに声をかけてくださるのだが、そのハルモニは私を見て、「若いうちにいっぱい遊べー。そうしたら天に昇っていくとき全ての「恨(ハン)」が消えるぞー。」
そう言い残して、エレベーターを降りられた。
おー!なんて、すてきな深いお言葉だろう。
その瞬間、お言葉を胸に刻んだ。
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by haomui | 2006-04-15 13:42 | 聞いたこと

授賞式

 昨日、夕方テレビをポチッとつけたら、SBSでなにかの授賞式をやっていた。チョン・ジョンミョンが何かあいさつしてた。でそのまま見てたら、それが百想芸術大賞だということがわかった。これってなにか権威ある賞ではなかったっけ?と思いながら見てたのだが、途中からいろんな疑問が沸いてきて、授賞式そのものを楽しむどころではなくなってしまった。
 それは…

・受賞者には前もって受賞が知らされているの?
 受賞者によっては、「え!わたしなの~!!」と、信じられない表情の人もいれば「知っていましたよー!」という感じの人もいて、反応がまちまち。信じられない表情をしていたのは新人の女優さんたちで、知ってましたって感じの人は製作サイドの受賞者たちだったけど、統一されてないってことなのかな?

・受賞者のコメントはどうしてみんな同じ?
 「まず、両親と天国のおじいさま、おばあさまに感謝の言葉を述べます。そして一緒に苦労をともにした~PD,~先輩、~おにいちゃん、~おねえちゃん、~さん……….」と永遠に名前の羅列が続く。そういえば昔アカデミー賞を見たときに、受賞者がこの手のあいさつをしていたけど、その路線なのかなあ。日本のアカデミー賞の受賞者のあいさつも今こんな感じなんだろうか。
 やはり目上の人への礼儀が必要なのか?としたら、受賞者はお世話になった人の名前を一人も言い漏らさないよう注意をはらわなきゃならなくって大変だろうなあ。

 そんなことを考えながら、あまりに個性のない挨拶に辟易してたけど、立場をその受賞者の関係者に置けば、「私も名前言ってほしいなあ。」と思うかしれない。その受賞者の名前の羅列がどんなに続いても、自分の名前が呼ばれるまで聞き続けることができる自信がある。
 というわけで、この挨拶は受賞者の関係者にとって、とっても大切なセレモニーであることが(勝手に)わかった。

 というわけで、関係者じゃないしこれはがんばって見なくていいんだ。という結論になり、テレビをポチッと消した。

 そういえば、いつだったかKNTVでこういう受賞式をやってて、終わりがけを見たことがあった。そのときは何かのテレビかラジオの作品賞が2つ選ばれてて、一人ずつPDらしき人が挨拶している場面だったんだけど、一人目の人が、さっきの挨拶を長くやりすぎたため、二人目の人は時間切れで挨拶できず「なぬっ!」って感じの表情で終わったのを思い出した。

 授賞式も結婚式も挨拶は短めがいいってことかな。
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by haomui | 2006-04-15 12:17 | 見て思ったこと

『홍반장(ホン班長)』

すっきりといい後味だった。

なにせ韓国語まだまだの私にとってストーリーがわかりやすく、こじれたところがないのがとてもいい。

三角関係とか、ドロドロとかがなく、二人の心の動きをコミカルに追って行っているのがとてもいい。

ホン班長の無表情の中にヘジンに対するイトオシイ気持ちが見え隠れしていく様子がとてもいい。

ヘジンのハイミスなのに夢見る夢子(ちと言葉が古いか?)で、だから現実の恋にとっても弱いというほんとに巷にいっぱいいそうな人物設定がとてもいい。

というわけで、途中から私は胸がキュンキュンして、ホン班長のちょっとした顔の動きにも何かサインがあるのでは…などなど先の二人の行く末を案じながら見てた。

それと、この映画でキム・ジュヒョクとオム・ジョンファは、それぞれの役を印象的に演じていたと思う。
キムジュヒョクはこの映画で初めて演じているところを見た。
とくに男前ではないけど、頼れる兄貴といった風情で、ホン班長の雰囲気をかもしだしてた。

オム・ジョンファは、あまりにくっきりな、お目めが気になったけど、韓国だから許す。
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by haomui | 2006-04-13 11:46 | 映画

映画

映画は好きだ。いや大好きだ。

学生のころは、ヌーベルバーグや黒澤、小津、溝口に出会い、傾倒した。
監督や映画を分析して、批評したりしてた。
でも、あの頃、年に何百本も見てたのに、ちゃんと内容を覚えてる映画があんまりない。記憶力のせいかもしれないが、子供のころ見た映画のほうが、ずーっとよく覚えてる。
ふりかえってみると、学生の時は、それが格好いいと思ってやってたふしがある。
マイナー路線やフランス、イタリアというヨーロッパ系の映画など、ちょっと考えさせるやつがコジャレてると思って一生懸命見てたんじゃないかな。
この時夢中になって過ごしてた時期は、私のものの考え方なんかにも、とっても影響を与えていると思う。

でも最近は・・・そういう小難しいのは、あんまり見なくなった。
私にとって、映画が分析や批評の対象ではなく、ただ楽しむためのものになったから。見たあと、「あー、おもしろかった」とか「あー、よかった」と思えれば、それで満足だ。
でも、学生の時見た映画全てを、なにかに記録しとけばよかったなあ。あとですごく笑えるネタになりそうだったのに。
というわけで、「あー、おもしろかった」「あー、よかった」と思ったのを、ここに記録していこうと思う。
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by haomui | 2006-04-13 11:34 | 映画