2006年 12月 09日 ( 1 )

ちょっといい話

昨日タクシーに乗った。
韓国のタクシーは、自動ドアじゃない。しかも一人の時はたいてい助手席に乗る。
昔は、方向が同じだったら、お客が乗っていても、途中で相乗りさせていたみたいだけど、最近はそういうことはしてないみたいだ。

お客が一人ということは、どうしても運転手さんと話しながら行くことになってしまう。
実は、そういう何気ない会話が日本語でもあんまり得意じゃないということもあり、いつ始まるかなあなんてちょっとどきどきしながら乗っていた。

話は、道の込み具合、韓国の地名、町名は似てるのが多いという話という何気ない話から始まり、私への個人的な質問に入っていった。
「おー、やっぱし、こういう展開になったなー」なんて思いながら、でもせっかくだからこの状況を楽しもうってな感じで、会話を続けてた。

そして、目的地まであと3分の2くらいになった時、私が日本人とわかって、その運転手さんは熱弁を振るいだした。
その熱弁とは、「日本人は本当に、むちゃくちゃ優秀だ」ってこと。
「日本人はほんとに表情が柔らかい。それは韓国人や中国人とはぜんぜん違うね。こっちまで楽しい気持ちになっちまうよ。(中略)昔、外国で労働したことがあって、その時日本人をたくさん見たけど、日本人はとにかく真面目に一つのことに規律正しく取り組むね。(中略)韓国は日本にいろいろされて、日本を恨めしく思ってるけど、日本人のそれを見たらそうされてもしょうがないって思うよ。」
とか「日本の車見てみなよ。あれはすごいよ。韓国のは車の屋根に乗ったらすぐへこんじゃうけど、日本のは絶対そんなことないからねー、ほんとに丈夫だよ。あれは日本人の仕事の丁寧さの賜物だよ。」とか。

聞いているこちらが恐縮してしまうほどだった。
「そんなことないですよー」と否定したくなるほど。
こんなに日本をほめてくれたのは初めてだったけど、実際、自分とかにそれを当てはめて考えると、ちょっと恥ずかしくなった。

目的地も近づき、思い切って聞いてみた。
「でも、韓国の人って日本人のこと、あんまり好きじゃないですよねー」
すると
「それは、韓国がちゃんとその辺をちゃんとやってないからさー。実際日本人に会ったらそんなことないよ。会わないから好きだっていえねーんだよ」

なるほど。

韓国と日本の関係を考えると、民間的には、この言葉はキーワードだな。

「会わないから好きだっていえねーんだよ」
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by haomui | 2006-12-09 07:13 | 聞いたこと